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ひトリ芸大生

もうすぐ30になる社会人が、芸大のカリキュラム通り独学で勉強してみるブログ

1年次カリキュラム 詳細と準備②

カリキュラム

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はい、前回の続き。

造形総合科目編でーす。

4年間の履修モデルはこっち。

hitorigeidaisei.hatenablog.com

 

 

造形総合科目

造形基礎Ⅰ

美術の表現の基底には、常に私達の現実の身体がある。私達の手と身体はそこから様々な表現が紡ぎ出される源である。

ここでは手と身体を使ったドローイングを行うことにより、そこから湧き出る多様な表現と身体の関わりを理解し認識を深める。

通信授業では、線を引くことから始め、描くこと、イメー ジトレーニング、コンセプト・ドローイング、偶発的効果によるドローイング等の実践を通じて、造形の基礎を再認識する。

 

課題 1-1 自分の身体より大きな模造紙にドローイングする。

課題1-2  1枚の模造紙にドローイングした後、紙面上より気に入った部分(B3 サイズ)を切り取る。 また、その部分を切り取った理由を 200 ~ 400 字で解説する。

課題1-3 音楽を聴きながら帯状の長い紙にドローイングする。

課題 1-4 かつて自分が訪れた場所(自然界や街)の記憶や印象をもとにしたイメージをドローイングする。 また、その記憶や印象の内容を 200 ~ 400 字で解説する。

課題1-5 デカルコマニーをもとに、ドローイングを加え発展させる。

 

デカルコマニーってなんやねん、と思ったら解説あった。

デカルコマニー - でかるこまにー | 武蔵野美術大学 造形ファイル

 

教科書『造形基礎』の「造形基礎 I 手と身体/ドローイング」を参照。

 

教科書はamazonにはなかったけど、出版局で買えるみたい。


 

造形基礎Ⅱ

観察と描写、つまり具体的な対象を目の前にし、見て描くことを行う。

その際「このように見なけれ ばならない。」あるいは「このように描かなければならない。」という一般通念的な先入観を持たないよ うに意識し、見えている像と描いている像を出来る限り近づける過程を通じて、現在の自分がどのよう に対象を見ているかを確認してみることがこの課題の目的である。

また、対象の克明な追求により「見 ること」「描くこと」の基礎体力を養い、基本的な造形要素の理解を深め、描材との接触を通じて描く ことを体験する。

 

課題 1-1 自分の頭部をデッサンする。

課題1-2 自分の手をデッサン、クロッキーする。

課題2 焦がした立方体または直方体の木材を描く。B2 以上の画用紙または木炭紙。描画材は基本的に鉛筆、 木炭。その他コンテ、水彩絵具等の併用可。

 

教科書『造形基礎』の「造形基礎 II 観察と描写」を参照。

 

 

造形基礎Ⅲ

造形基礎Ⅲ「感情と色彩」では、色彩の原初的体験と色彩の対比について学ぶ。

色は、光が物に当たり反射することによって脳が感じている光の波長である。物質の性質の違いによって私たちには異なった色として見えるが、そんな色に対して私たちは子どもの頃から「美しさ」や「面白さ」を感じ、花や 木や太陽をクレヨンなどの色材を使って描いたりしてきた。

色は、私たちに様々な感覚や感情を抱かせる魅力的な要素なのである。

 

通信授業課題では、様々な素材の色を採取する。恣意的に色を選択するのではなく、自然からものを選び、その色の特長や色の組み合わせに美しさや面白さを感じながら、新しい色を発見することが目的である。

色彩は美術やデザインを学ぶものにとって、形の修練と並んで大切な要素であり、原点に立ち返って 様々な色を体験して欲しい。たくさんの色を経験することによって得られた色彩表現の可能性は、必ず やこれから進む分野で生かされることだと思われる。

 

課題 1-1 色のレシピ

課題 1-2 色のハーモニー

課題 2 感情と色彩表現に関連した課題制作を行う。自由な描画方法により、各自がそれぞれの色彩による感情表現を学習する。

 

教科書『造形基礎』の「造形基礎Ⅲ 感情と色彩」を参照。

 

 

造形基礎Ⅳ

我々が暮らす環境は、様々なモノとモノとが互いに関係しあいながら、水平、垂直的な広がりを持っ て機能し我々の関係を支えている。これを造形的な視点で言い換えれば、様々な立体が空間とよばれる 広がりの中で構成され、多様な世界を作り上げている。と言うことが出来る。

また、立体を認識し、空間を実感するには、光の存在を抜きに語ることは出来ない。

造形基礎Ⅳでは、自ら作り出した立体を空間に構成し、光を照射することで生まれる空間の様々な表情を、各々の段階で観察し、記録する。立体と空間、光と影、そこから生まれる豊かな空間の表情を探 ることは、各々の関係を考察することである。

空間に対する認識を深め、美しい空間の表情を発見しその可能性を追求することがこの科目の目的である。

 

課題 1-1 紙の造形 切り出された紙片からパーツを作り、立体的に組み合わせ配置することで立体や空間の可能性を探る。

課題 1-2 空間を描く 立体構成によって生まれる光と影の美しい空間を発見し、平面に定着させる。

 

教科書『造形基礎』の「造形基礎Ⅳ 立体から空間へ」を参照。

 

 

グラフィックデザイン基礎Ⅰ

コミュニケーションのための有効な手段として発達してきたグラフィックデザインの総合的な基礎概念を把握し、その目的とさまざまな方法論を考察する。

ここでは、「見ること」「伝えること」という具 体的な事例を探求しながら、印刷メディアの登場から現在のマルチメディアに至る流れを学習する。

特にグラフィックデザインを「自ら学ぶ」という姿勢と、見ること、観察することに重きを置き、科学的 な理解のうえでの視覚的習熟を目的とする。

 

課題 1「オリジナル・パレット」と「色と文字の構成」の制作。
色・形・構成 1「オリジナル・パレット」 身近なところからさまざまな素材を色として採集。集めた物質としての色を基に、色を再現し、その 関係性と構成を考える。 課題

課題 2  色・形・構成 2「動物園に行こう」
架空の動物園を想定してバナー等のデザインをする。動物の形態や色彩構成を考える。

課題 3 ピクトグラム、コンピュータグラフィックスの制作。
ピクトグラム[歩く・走る・跳ぶ] 講義とワークショップを通して、「ことばによる伝達」と「見ることによる伝達」の差異を把握する。 学習のポイントは視覚的伝達を他者と「共有」することである。

 

graphic elements

graphic elements

 

 

イラストレーション

制作を通じて、イラストレーションでの表現の幅と可能性を考える。

目に見えない現象、内面世界や イメージの世界を視覚化する技法を学ぶ。また、自らが持つ表現技法を拡大し、独自の表現スタイルの 確立を目指す。

教科書を参考に、イラストレーションのルーツや、現在の可能性、世界観を学び、第三 者の鑑賞に耐えうる作品の制作方法を修得する。

 

課題 1 「写真とイラストレーション」 写真の内容をイラストレーションと文章を使って表現する。一見ばらばらに思える「写真」「文字」「絵」 を一枚の紙に構成することで、3 つの表現のバランス感覚を養いながら、イラストレーションの技術を習得する

課題 2 「いまの“わたし”に至るまで」 美術を志すきっかけとなった出来事を、イラストレーションと文章を使って表現する。自らの創造の原点を探し、それらを第三者へ伝えるための技術を習得する。

 

・描かれる世界 (イラストレーションとは/未知の世界へのまなざし/見えないものを描く)

書物とイラストレーション (書物と挿絵の出会い/書物の中の挿絵/書物と挿絵の出会い/諷刺画がつくり出したイメージと 擬人化/挿絵と印刷技術の深いかかわり/挿絵からイラストレーションへ―挿絵本と絵本)

・ことばとイメージ (絵本におけることばとイメージ/ことばとイメージの相互作用/ことばの視覚化/イメージの視 覚化/イメージのひろがり)

 

絵本とイラストレーション 見えることば、見えないことば

絵本とイラストレーション 見えることば、見えないことば

 

 

映像メディア表現Ⅰ

映像とは、写真、映画、テレビ、ビデオなどを中心とした、比較的新しい表現方法であり、その特性 は記録性、再現性、現実性、訴求力の高さである。また伝達媒体、メッセージ、言語という側面も持っている。

この授業では、動的映像設計を主体とした表現について、その歴史をひもとき、特徴を理解し、映像 制作の過程を丁寧に演習しながら、作品構成のプロセスを学ぶ。「動画による表現」 の核心に触れることを目的とする。

 

課題 1 テキストに含まれる参考作品を分析する。

課題 2 テーマに沿った映像作品を企画立案し、構成する。

課題 3 テキスト付属の DVD に収録されている作品の構成を分析する。

課題 4 分析結果を生かして、自作の映像作品の企画構成を行う。 作品の企画を他者に伝えやすくまとめる。

 

映像表現のプロセス

映像表現のプロセス

 

 

コンピュータ基礎

この科目では特定のソフトウェアの使用方法に主眼は置かず、日常生活や各専門分野でコンピュータを利用する上で、 最低限理解しておいた方が良い基礎知識・技能の習得を目指す。

授業では美術やデザインの分野で必要なコンピュータ関連の基礎知識の習得はもちろんのこと、コンピュータサイエンスの分野におけるコンピュータの基礎に関する総合的な理解を目標とする。その理解は美術やデザインの専門分野において、基礎的な知識を応用しコンピュータを有効に利用できるようになることにつながると考えている。

 

各日、ハードウェアの性能、コンピュータで扱う数値・文字・色・画像・音、ネットワーク、プログラミングなどのテーマを設定し、講義、実習、課題制作を行う。
主な実習内容は以下の通り。

・各種ハードウェア機器・部品の性能調査 ・バイナリエディタを使用したテキストファイル、画像ファイルの作成 ・音声ファイルの編集 ・ネットワーク環境の調査 ・processing を使用したプログラミング実習 その他、補足的な講義・実習も併せて行われる。 

 

FORM+CODE -デザイン/アート/建築における、かたちとコード

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以上!長かった〜。

冬は忙しいからなるべく早いペースで進めたいな。

勉強するの、楽しみ!